ニシニキイロ（2004年生、母フジミパルテノン）

ニシニキイロ（2004年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「西に黄色。金運が良くなるので」。毛色は芦毛。種牡馬のセイウンスカイ（当時9歳）と交配したフジミパルテノンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方18戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の一般B2六。

経歴

デビュー前

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月23日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月6日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月23日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（6戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（7戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、JA江刺種山高原アイス杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた14戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエメラルケントを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月29日、中1週で迎えた15戦目は、種山高原賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマツリダマリンにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、（社）秋田県農業公社理事長杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月13日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、一般B2七（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月15日、中2週で迎えた20戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた21戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイディザートを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

9月8日、中1週で迎えた22戦目は、十和田市秋まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2四（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はオンワードミートと並んで2着同着となった。

11月3日、中3週で迎えた25戦目は、南部古代型染レース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセユウブラボーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月1日、中3週で迎えた26戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた27戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、アンモ浦の滝レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた28戦目は、モツ家権カップ（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5歳（2009年）

4月26日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、鞍掛山レース（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグラスホープを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。