シルクグラディウス（2004年生、母リトルジネヴラ）

シルクグラディウス（2004年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋剣（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時16歳）と交配したリトルジネヴラが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は吉田牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、地方19戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の納涼いさり火クルーズレース(一般B2七)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、吉田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

シルクホースクラブにて総額1,400万円（2.8万×500口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月21日、デビュー戦は高橋智大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3歳（2007年）

2月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

3月18日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月2日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月6日、中4週で迎えた7戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシーズンインザサンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3七（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトライマイクインに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2008年）

1月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた10戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の高田城特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

11月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2009年）

1月18日、中7週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月1日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は高橋智大騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず15着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた19戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、ティーラウンジクローバー杯（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローレルスクデットに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月8日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルゼーゲンに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月6日、中3週で迎えた21戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、YOSAKOI in 水沢レース（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエーシンエイホープを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月20日、中1週で迎えた22戦目は、森岳温泉郷レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンフッドに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月9日、中2週で迎えた23戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、十和田市夏祭り花火大会レース（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したギンガスターを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた24戦目は、納涼いさり火クルーズレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のローズヘイローに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ギンガスターにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月5日、中1週で迎えた27戦目は、盛岡市産業まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた28戦目は、成吉思汗の店羅夢賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルカイクスマイルに交わされて2馬身差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、第1戦女性騎手の祭典開幕賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

6歳（2010年）

3月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、一般B2二（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた35戦目は、前沢桜まつりレース（水沢ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。