アドマイヤサブリナ（2010年生、母ツィンクルヴェール）

アドマイヤサブリナ（2010年2月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋映画名より」。毛色は芦毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したツィンクルヴェールが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地30戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の桑名特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって1,680万円で落札された。7歳のとき、近藤利一から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、吉川ホールディングスによって2,106万円で落札された。

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月26日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったコトブキゴールドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンジュボシを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2013年）

1月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5月11日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

6月16日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアグネスハビットをハナ差振り切って休養明けの一戦を物にした。

2月16日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したオレニホレルナヨを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

6月14日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて最後はサンシカゴと並んで5着同着となった。

8月3日、中2週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

12月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトウシンムサシを半馬身振り切って休養明けの一戦を制した。

5歳（2015年）

1月24日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

2月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

6月28日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた18戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

8月15日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったダンツキャンサーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた20戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6歳（2016年）

2月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた23戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月17日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

5月1日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、エーシンマイェスタに3/4馬身交わされて2着となった。

6月18日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた29戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（7戦1勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。