エルヴィエント（2008年生、母ユアライフスタイル）

エルヴィエント（2008年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したユアライフスタイルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方37戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のアーバンステージ霜月賞(B2 B3)。

経歴

デビュー前

7歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、栄進堂によって205.2万円で落札された。11歳のとき、栄進堂から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2010年）

7月16日、デビュー戦は山田信大騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は479kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のセントマーチに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月30日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳戦の千鳥特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

12月30日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、2歳戦のたんちょう特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（2011年）

2月4日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた4戦目は、3歳戦のゆきやなぎ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイトアネモネ特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したロードガバナンスを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

8月3日、中4週で迎えた9戦目は、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた10戦目は、いて座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山田信大騎手（9戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホヤラーを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って優勝

9月15日、中2週で迎えた11戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田信大騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のランライクウインドを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

10月12日、中3週で迎えた12戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で山田信大騎手（11戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2012年）

1月16日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で山田信大騎手（12戦3勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

2月15日、中3週で迎えた14戦目は、早春賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で山田信大騎手（13戦3勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた15戦目は、陽春賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山田信大騎手（14戦3勝）。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた16戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で山田信大騎手（15戦3勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた17戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で山田信大騎手（16戦3勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた18戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で山田信大騎手（17戦3勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオリヅルを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

5月24日、中1週で迎えた19戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で山田信大騎手（18戦4勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を披露し、3着に入った。

6月26日、中4週で迎えた20戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で山田信大騎手（19戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた21戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で山田信大騎手（20戦4勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた22戦目は、三条場外発売所賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で山田信大騎手（21戦4勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた23戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で山田信大騎手（22戦4勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた24戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は24戦連続で山田信大騎手（23戦4勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は25戦連続で山田信大騎手（24戦4勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したコウヨウタレイアを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月15日、中5週で迎えた26戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で山田信大騎手（25戦4勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のサンドグラスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5歳（2013年）

4月25日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、スピカ賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は27戦連続で山田信大騎手（26戦5勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた28戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は28戦連続で山田信大騎手（27戦5勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた29戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で山田信大騎手（28戦5勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた30戦目は、ポートサイド賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は30戦連続で山田信大騎手（29戦5勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月10日、中1週で迎えた31戦目は、アルタイル賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は31戦連続で山田信大騎手（30戦5勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた32戦目は、盛夏賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は32戦連続で山田信大騎手（31戦5勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた33戦目は、「SUMMER NUDE」賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は33戦連続で山田信大騎手（32戦5勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた34戦目は、海王星賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は34戦連続で山田信大騎手（33戦5勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた35戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた36戦目は、カノープス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた37戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（34戦5勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。