ランライクウインド（2007年生、母タッチミーテンダー）

ランライクウインド（2007年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のカルストンライトオ（当時9歳）と交配したタッチミーテンダーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はレースホース牧場（株）。戦績は、地方21戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年のオフト大郷賞(一般B1二 B2二)。

経歴

デビュー前

堀千亜樹厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2009年）

10月21日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジーエストラベラーを自慢の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月30日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2010年）

7月28日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳戦のフォーチュネイトクローバー特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の負けじ魂を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

8月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のフォーチュネイトダリア特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のききょう特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったプリティストロングにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた6戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた7戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたグレイテスト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したサユリを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月10日、連闘で迎えた10戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ホワイトランナーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月10日、連闘で迎えた12戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のエンリッチメントを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

4歳（2011年）

6月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、うしかい座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた14戦目は、夕刊フジ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（12戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた15戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた17戦目は、新宿区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のボヘミアンに1馬身3/4の差をつけて3勝目を収める

9月15日、中4週で迎えた18戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したエルヴィエントに半馬身届かず2着となった。

10月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般B2三 B3四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のノーブルマンに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月31日、中2週で迎えた20戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るギオンゴールドをクビ差だけ差し切って5勝目を収める

12月1日、中3週で迎えた21戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。