モエレエンデバー（2007年生、母センターアンジェロ）

モエレエンデバー（2007年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋努力する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時10歳）と交配したセンターアンジェロが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回、地方9戦4勝2着3回。2009年のヤングチャレンジカップ1に勝利した他、2009年のうらかわ優駿ビレッジアエル特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、中村和夫から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

5月21日、デビュー戦は小嶋久輝騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウイニングリーダーに詰め切れず、約14馬身差の2着となった。

5月27日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョオーサマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小嶋久輝騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニューデパーチャーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小嶋久輝騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のガッツボーイに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月13日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で小嶋久輝騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のニューブラウンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月21日、中9週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのうらかわ優駿ビレッジアエル特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のポップコーンに4馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

11月5日、中1週で迎えた8戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は小嶋久輝騎手（6戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのヤングチャレンジカップ3（門別ダート1800m 雪/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったキャニオンショットに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2010年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したガンマーバーストにクビ差届かず2着となった。

3月20日、中1週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、プレファシオに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月18日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノボプロジェクトに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月13日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

8月8日、中7週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳重賞のレパードステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4歳（2011年）

1月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

2月13日、中5週で迎えた18戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の銚子特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグランドシチーをアタマ差振り切って6勝目をゲットした。

10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の市原特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月27日、中7週で迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

5歳（2012年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

2月26日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦2勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた26戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

5月26日、中7週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた28戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月9日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。