ダイゼンユウシュウ（1995年生、母ケイウンファスト）

ダイゼンユウシュウ（1995年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のドラムタップス（当時9歳）と交配したケイウンファストが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）渡邊牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月9日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

3歳（1998年）

6月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエイシンオンワードに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のハイファッションに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月3日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のバンブーラグタイムに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’98ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4歳（1999年）

6月5日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（9戦2勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

7月24日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の八女特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサカライズを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

9月4日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（13戦3勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5歳（2000年）

6月24日、約10か月の休み明けで迎えた19戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の皆生特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（14戦3勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（15戦3勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（16戦3勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ミツルリュウホウに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の兵庫特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（17戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダンディラッシュにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月22日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（18戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトウカイオーザにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（19戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、逃げるサファイヤコーストにクビ差届かず2着に甘んじた。

6歳（2001年）

1月13日、中9週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（20戦3勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（21戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。