ヤマテンオーシン（1990年生、母マンノグローリー）

ヤマテンオーシン（1990年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナスノタイザン（当時8歳）と交配したマンノグローリーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、地方17戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年の一般C2ロ。

経歴

デビュー前

荒木静雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

12月6日、デビュー戦は天間昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

3歳（1993年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

3月7日、中6週で迎えた4戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で関口睦介騎手（3戦0勝）。17頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は天間昭一騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で天間昭一騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で天間昭一騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月7日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で天間昭一騎手（8戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で天間昭一騎手（9戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた15戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4歳（1994年）

8月18日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた17戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（三条ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングホーテンから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（三条ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクラフリンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のオギヘラクレスをハナ差制して2勝目を手中に収めた。

9月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2イ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシーサイドウエーブからハナ差の2着に甘んじた。

10月10日、中1週で迎えた21戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、北日本（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のパーシャンソリストに4馬身の差をつけて優勝

11月3日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったニョホウダイヤから1馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月28日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1イ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のパーシャンソリストに5馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1995年）

4月8日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、一般C1ロ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（9戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1ロ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノワタボーから3/4馬身差の2着に敗北した。

5月7日、連闘で迎えた29戦目は、ゴールドステッキ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（12戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオプティミストからアタマ差の2着に甘んじた。

6月4日、中1週で迎えた31戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月6日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、一般C1イ（三条ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（13戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のパーシャンソリストに3馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

11月2日、中3週で迎えた33戦目は、一般C1（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（14戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。