カシマダイリン（1989年生、母グレイスハニー）

カシマダイリン（1989年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時15歳）と交配したグレイスハニーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本幸雄。戦績は、中央平地31戦2勝2着3回、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

4月12日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサチノガリバーに半馬身届かず2着となった。

5月3日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

8月16日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は水野貴広騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

10月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は水野貴広騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後はスーパーギャラントと並んで1着同着となった。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、勝ったラッキーコーラスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた9戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

4歳（1993年）

4月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

4月17日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

7月18日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は水野貴広騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したマチカネプルタークに3/4馬身届かず2着となった。

10月9日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5歳（1994年）

1月5日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（9戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（10戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（11戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手（12戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた25戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイオンリースターをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

5月8日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

9月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は水野貴広騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（9戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6歳（1995年）

1月8日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

3月4日、中7週で迎えた32戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特別（足利ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、ヒナゲシ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた34戦目は、シンビジュウム特別（足利ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中0週で迎えた35戦目は、ラベンダー特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、白百合特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大木義一騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた37戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、キスゲ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた38戦目は、百日草特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた39戦目は、ほおずき特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた40戦目は、カネユタカオー追悼特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は大木義一騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた41戦目は、袋川特別（足利ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大木義一騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた42戦目は、古賀志山特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大木義一騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた43戦目は、シラカバ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大木義一騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた44戦目は、サフラン特別（足利ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大木義一騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた45戦目は、向寒特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大木義一騎手（10戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。