サチノガリバー（1989年生、母サチノプレスト）

サチノガリバー（1989年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時6歳）と交配したサチノプレストが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着2回、地方34戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

3月29日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

4月12日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカシマダイリンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月26日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡山定夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡山定夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったローリエアンドレに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったマチカネポッペアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のツルギシンプウに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

10月25日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（6戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

5歳（1994年）

6月23日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた13戦目は、下村直騎手を鞍上に迎えて、一般A（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた14戦目は、国後特別（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下村直騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般A（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下村直騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月4日、中1週で迎えた16戦目は、ペルセウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下村直騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた17戦目は、プロキオン特別（旭川ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で下村直騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた18戦目は、赤レンガ記念（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で下村直騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、藻岩山特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で下村直騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた20戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原雅文騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般（水沢ダート1800m 小雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原雅文騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた23戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原雅文騎手（3戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒシノワークスから1馬身差の2着となった。

6歳（1995年）

1月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原雅文騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月4日、中7週で迎えた25戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特別（足利ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月26日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、渡邊一道騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた27戦目は、一般A3（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡邊一道騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた28戦目は、文月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡邊一道騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のカガリスキーに2馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月7日、中1週で迎えた29戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた30戦目は、サンシャインマイラーズカップ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（1戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中初騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイガーベルクから2馬身差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた32戦目は、一般A3（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中初騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた33戦目は、おしどり賞（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山中初騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中初騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた35戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山中初騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月19日、中6週で迎えた36戦目は、殿田倫之騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（1996年）

4月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた37戦目は、井樋一也騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月30日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた38戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井樋一也騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた39戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井樋一也騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた40戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で井樋一也騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた41戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で井樋一也騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた42戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で井樋一也騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた43戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で井樋一也騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた44戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で井樋一也騎手（7戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた45戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で井樋一也騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた46戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で井樋一也騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。