ジャズファンク（2012年生、母ピサノグラフ）

ジャズファンク（2012年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「音楽のスタイルの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したピサノグラフが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2015年の若駒ステークス(オープン)で3着に入った他、2018年の秋陽ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月27日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウォーターラボに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

12月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2015年）

1月5日、中1週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたタケルラムセス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に敗れた。

8月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月12日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレントラーをクビ差振り切って制した。

4歳（2016年）

1月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月3日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月31日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトルストイを異次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月3日、中4週で迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月23日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（8戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したサンマルティンを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月11日、中3週で迎えた16戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

5歳（2017年）

2月12日、中8週で迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウオオゼキをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

3月19日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4月29日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武豊騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月9日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

11月18日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた24戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

6歳（2018年）

1月7日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた26戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月29日、中8週で迎えた28戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトーヨーピースに5馬身の差をつけて5勝目を収める

6月2日、中4週で迎えた29戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマテンロウハピネスからクビ差の2着に甘んじた。

6月23日、中2週で迎えた30戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月17日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトラストから4馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中2週で迎えた32戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2019年）

4月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月6日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた34戦目は、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

10月5日、約3か月の休養明けで迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は平沢健治騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8歳（2020年）

3月28日、約6か月の休養明けで迎えた36戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。