ニシノイナズマ（2011年生、母ブロードスマイル）

ニシノイナズマ（2011年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イナズマの様に走ってほしい」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したブロードスマイルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月6日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミサイルに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月3日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

9月28日、中7週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月10日、中5週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

12月23日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳500万下の冬桜賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着を確保した。

3歳（2014年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

1月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3月15日、中6週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

7月26日、中9週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月16日、中2週で迎えた12戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

10月26日、中9週で迎えた13戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（2015年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

4月11日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい最後はカゼニタツライオンと並んで10着同着となった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月24日、中2週で迎えた19戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレアヴェントゥーレに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

8月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

10月17日、中6週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5歳（2016年）

3月5日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月7日、中2週で迎えた27戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7月3日、中7週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた29戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

10月1日、中9週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた31戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマリエラをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

12月10日、中3週で迎えた32戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。