マサノミネルバ（2005年生、母ハートステイジ）

マサノミネルバ（2005年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の知恵の女神」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時13歳）と交配したハートステイジが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中田英樹。戦績は、中央平地1戦0勝、地方10戦4勝2着1回。2007年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)に勝利した他、2007年の栄冠賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中村正子から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場され、社台ファームによって5,260.5万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

5月24日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターダムから2馬身差の2着に敗北した。

5月29日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のプラムプティングに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のボクをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

7月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のピンクバーディーをクビ差制して3勝目をゲットした。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦3勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた6戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた7戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

9月26日、中3週で迎えた8戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後はブルーパーティと並んで5着同着となった。

10月11日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレプットに5馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

3歳（2008年）

6月18日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

7月10日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、’08スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。