ピンクバーディー（2005年生、母ローレルシャイン）

ピンクバーディー（2005年3月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「桃色＋ゴルフ用語」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時9歳）と交配したローレルシャインが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アラキファーム。戦績は、中央平地20戦0勝、地方20戦4勝2着5回。2007年の栄冠賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

5月10日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストロングライデンを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月4日、中7週で迎えた2戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマサノミネルバからクビ差の2着となった。

3歳（2008年）

2月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた6戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大庭和弥騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大庭和弥騎手（6戦0勝）。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

4歳（2009年）

1月18日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大庭和弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3月11日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、大和川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ペルネティアナに3/4馬身交わされて2着となった。

4月25日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（8戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月5日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

8月15日、中5週で迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月17日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（9戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月1日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（10戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、中9週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（11戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4月11日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（12戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月12日、中8週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大庭和弥騎手（13戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

8月22日、中9週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた24戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、鵡川カネダイ大野シシャモ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のラブリーランサムに1馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた25戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ゴルトブリッツに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた26戦目は、てんびん座特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のオンマイマインドに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月3日、中1週で迎えた27戦目は、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ2（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、スパークキャンドルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月18日、中1週で迎えた28戦目は、浦河ウエリントンファイナルカップ（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ライネスゴルトにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6歳（2011年）

6月8日、約6か月半の休み明けで迎えた29戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、室蘭白鳥大橋特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のスティッチをクビ差振り切って久しぶりの一戦を制した。

6月30日、中2週で迎えた30戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、カンナ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた31戦目は、親月特別（門別ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた32戦目は、アドマイヤジャパン賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた33戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のシシャモとヤマベ日高町特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月6日、中1週で迎えた35戦目は、さっぽろハーベストランド収穫祭特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた36戦目は、鵡川カネダイ大野商店シシャモ特別（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川駿介騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた37戦目は、浦河町獣医師会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川駿介騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

10月18日、中1週で迎えた38戦目は、応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石川駿介騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた39戦目は、ハンデ戦のJAしずない万馬券特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず最後はラブリーランサムと並んで5着同着となった。

11月16日、中1週で迎えた40戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。