ボク（2005年生、母ラヴミードゥ）

ボク（2005年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時13歳）と交配したラヴミードゥが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は小田誠一。戦績は、地方42戦9勝2着11回。2011年のマイルグランプリ(S2)に勝利した他、2008年の北海優駿(地方重賞)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

若松平厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

4月25日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコルチャックにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月2日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るブランドコールを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマサノミネルバからクビ差の2着となった。

7月19日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジI（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったビービーライナーからアタマ差の2着に甘んじた。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2008年）

4月30日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の大通公園特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴァルディノートに2馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの日高銀聖特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイバクフに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木国明騎手（9戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のビービーダークライに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月10日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の華月賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐々木国明騎手（10戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイバクフから1馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐々木国明騎手（11戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフットソウルジャーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月9日、中3週で迎えた13戦目は、ディープインパクト・プレミアム3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐々木国明騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカオリノーブルに1馬身の差をつけて6勝目を手にした。

10月9日、中3週で迎えた14戦目は、地方重賞の瑞穂賞（旭川ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で佐々木国明騎手（13戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月20日、中5週で迎えた15戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で佐々木国明騎手（14戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたコンテ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月20日、中8週で迎えた16戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のガーネット賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた17戦目は、春麗賞（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったイーグルショウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月11日、中4週で迎えた19戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

6月1日、中2週で迎えた20戦目は、万緑賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月22日、約5か月の休み明けで迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、カノープス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた22戦目は、習志野きらっと特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた23戦目は、オープス磐梯賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた24戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、アデュー2009賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤサカファインを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5歳（2010年）

1月15日、中1週で迎えた25戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた26戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、春麗賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた27戦目は、シリウス賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったヤサカファインに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、’10スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた29戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコアレスピューマをアタマ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

8月16日、中4週で迎えた30戦目は、オーガスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた31戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニジノムコウに1馬身3/4の差をつけて8勝目を収める

9月30日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の古都オータムハンデ（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた33戦目は、’10メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6歳（2011年）

6月30日、約8か月半の休み明けで迎えた34戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、’11スターライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったセイントメモリーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月4日、中4週で迎えた35戦目は、’11シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、伸びてきたホワイトランナー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月28日、中2週で迎えた36戦目は、印西コスモス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したトップフィーリングにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月16日、中2週で迎えた37戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた38戦目は、’11ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた39戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフジノウェーブをハナ差振り切って9勝目をつかんだ。

7歳（2012年）

6月27日、約8か月の休養明けで迎えた40戦目は、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は真島大輔騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた41戦目は、ハンデ戦でオープンのゆりかもめオープン（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月29日、中6週で迎えた42戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。