ヤマニンドルフィン（1987年生、母ヤマニンポリシー）

ヤマニンドルフィン（1987年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンケイ（当時10歳）と交配したヤマニンポリシーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年のあさがお賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

5月26日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたオギサンライズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のクックバードに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月1日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下のあさがお賞（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のソブリンドリームに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

4歳（1991年）

9月8日、約14か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はオリンピアギンガと並んで8着同着となった。

10月6日、中3週で迎えた5戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

11月3日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったアサクサモーゼルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。