ジープルメリア（2013年生、母Song of Africa）

ジープルメリア（2013年5月8日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋プルメリア。この花の性質と同じく一年を通じて活躍するように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストリートセンス（当時9歳）と交配したSong of Africaが21歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2017年のなにわステークス(1600万下)。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月1日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキャンディバローズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月11日、中9週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

3歳（2016年）

2月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたソーディヴァイン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて、最後は2着のアポロテキサスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月10日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

10月15日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のラインシュナイダーに1馬身半の差をつけて久々の実戦を制した。

11月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の妙見山ステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

4歳（2017年）

3月18日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウワダイコを半馬身振り切って制した。

4月29日、中5週で迎えた12戦目は、天王山ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の花のみちステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたトウショウカウント決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月15日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の藤森ステークス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

11月19日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

5歳（2018年）

2月17日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマテラスカイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月17日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、サクセスエナジーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

4月14日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月24日、中9週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の花のみちステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、3着に入った。

8月4日、中5週で迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったオールドベイリーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月14日、中9週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下の藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月18日、中4週で迎えた23戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に敗れた。

6歳（2019年）

1月5日、中6週で迎えた24戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。