サンレイコンサート（2005年生、母サンコメーテス）

サンレイコンサート（2005年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋コンサート」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアラムシャー（当時5歳）と交配したサンコメーテスが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方34戦12勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の加賀百万石前田家特別(一般A4)。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月24日、デビュー戦は難波剛健騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 小雪/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

11月25日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスズノエイユウに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンレイマグナムに9馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月21日、中1週で迎えた7戦目は、スピカ特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトライアンドトライに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3-6（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒカルホクレアに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた9戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセレクトキングに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るノボメルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月10日、中1週で迎えた11戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で畑中信司騎手（6戦5勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた12戦目は、シリウス特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で畑中信司騎手（7戦5勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で畑中信司騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマワキハマーに7馬身の差をつけて優勝

6月15日、連闘で迎えた14戦目は、一般B4-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で畑中信司騎手（9戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカルホクレアに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月28日、中1週で迎えた15戦目は、きんぎょそう特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で畑中信司騎手（10戦7勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスノースマイルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で畑中信司騎手（11戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクイーンズコートを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月29日、中1週で迎えた17戦目は、あさがお特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で畑中信司騎手（12戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテイオープリンスに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で畑中信司騎手（13戦10勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアジアンティックに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5歳（2010年）

2月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は難波剛健騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は難波剛健騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

6月1日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、山中温泉菖蒲湯まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた23戦目は、加賀百万石前田家特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオリエンタルスカイに3馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7月11日、中3週で迎えた24戦目は、白山スーパー林道杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月29日、中6週で迎えた25戦目は、羽咋トキの里特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた26戦目は、七尾市お熊甲祭り特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月26日、中1週で迎えた27戦目は、能登野菜育成七尾鹿島特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマンリョウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた28戦目は、姥ヶ滝と親谷の湯特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、主計町茶屋街特別（金沢ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月9日、中1週で迎えた30戦目は、輪島画仙紙特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で葛山晃平騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた31戦目は、兼六園雪つり特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で葛山晃平騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた32戦目は、金箔雪吊り特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は畑中信司騎手（14戦11勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6歳（2011年）

4月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg減らして迎えた33戦目は、東北地方太平洋沖地震復興支援特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（15戦11勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた34戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、東日本大震災復興支援復興を応援します東松（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた35戦目は、復興を応援します亘理町（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、淳&恭子木婚式記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた37戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた38戦目は、珠姫御輿入れ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた39戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた40戦目は、和倉温泉夏花火特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた41戦目は、ジェットスキー・千里浜特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。