プリサイスエース（2011年生、母ムカラファ）

プリサイスエース（2011年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋エース、中心的」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時14歳）と交配したムカラファが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。主な勝ち鞍は2017年の立川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住鉄兵から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、Y.Y.BloodStockによって231万円で落札された。2歳のとき、山口ステーブルから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、井山登によって630万円で落札された。

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月13日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンマディソンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月10日、中3週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳500万下の冬桜賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはこべら賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月17日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサノイチを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5月18日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月29日、中5週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

10月12日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

4歳（2015年）

1月31日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るノウレッジを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月19日、中8週で迎えた14戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月14日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したアジアンテーストに半馬身届かず2着に敗北した。

10月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したサノイチに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月1日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた19戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2016年）

5月8日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

11月26日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

6歳（2017年）

1月7日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

4月15日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したヨウライフクを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のケンコンイッテキを3/4馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

6月3日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月8日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月25日、中6週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したレッドゲルニカを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

7歳（2018年）

1月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた33戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、4歳以上1600万下のBSイレブン賞（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（11戦2勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（12戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

11月24日、約6か月の休み明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（13戦2勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月23日、中3週で迎えた37戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2018フェアウェルステークス（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

8歳（2019年）

2月3日、中5週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（14戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた39戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の鎌倉ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（15戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。