ノウレッジ（2010年生、母チャリティークエスト）

ノウレッジ（2010年1月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「知識」。毛色は鹿毛。種牡馬のストリートセンス（当時6歳）と交配したチャリティークエストが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地30戦5勝2着5回、地方1戦0勝。2012年の新潟2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2016年の夢見月ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクレバーカイオウを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたザラストロ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2013年）

1月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三峰山特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4歳（2014年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したダンディーレイにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月10日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたキタサンミカヅキ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（11戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（12戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサダムコーテイを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

11月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（13戦2勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

5歳（2015年）

1月31日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（14戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、プリサイスエースに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（15戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のトウカイビジョンをクビ差振り切って3勝目をつかんだ。

6月27日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月8日、中5週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月11日、中8週で迎えた22戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（16戦3勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、レッドファルクスにクビ差交わされて2着となった。

11月21日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（17戦3勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

6歳（2016年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（18戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のプラントハンターに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

3月21日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた25戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、夢見月ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のレッドファルクスに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月24日、中4週で迎えた26戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（19戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

7歳（2017年）

3月5日、約10か月半の休養明けで迎えた27戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

5月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた29戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、天保山ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

11月19日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

12月24日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。