キタサンミカヅキ（2010年生、母キタサンジュエリー）

キタサンミカヅキ（2010年5月10日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋三日月」。2018年にNARグランプリ4歳以上最優秀牡馬、年度代表馬及び最優秀短距離馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したキタサンジュエリーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は廣中稔。戦績は、中央平地42戦6勝2着8回、地方11戦5勝2着3回。2018年のJBCスプリント(Jpn1)で3着に入った他、2017年、2018年と東京盃(Jpn2)を連覇するなど、重賞4勝を挙げた。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月2日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリティウイッチに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスノーモンキーを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月1日、中9週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず16着に敗れた。

9月8日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったサルバドールハクイにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武士沢友治騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したアビリティラヴを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で武士沢友治騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したディアイレイザーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武士沢友治騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

4月12日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で武士沢友治騎手（10戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のシンキングマシーンに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

5月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で武士沢友治騎手（11戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のノウレッジを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で武士沢友治騎手（12戦3勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

8月10日、中8週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は14戦連続で武士沢友治騎手（13戦3勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月19日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で武士沢友治騎手（14戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（15戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたイーグルカザン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2015年）

1月4日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（16戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（17戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたテイクエイム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（18戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデオヴォレンテをクビ差振り切って雨下の激闘を制した。

4月19日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（19戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月13日、中5週で迎えた23戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（20戦4勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月8日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（21戦4勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月13日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（22戦4勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したナンチンノンを差し切れず、3馬身差の2着となった。

10月11日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（23戦4勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月25日、中1週で迎えた28戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた29戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

12月6日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（24戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（25戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

6歳（2016年）

1月16日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（26戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のゲマインシャフトをクビ差振り切って制した。

3月20日、中8週で迎えた33戦目は、千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（27戦5勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルドッグボスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月17日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（28戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニットウスバルをアタマ差振り切って制した。

5月28日、中5週で迎えた35戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で武士沢友治騎手（29戦6勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月22日、約5か月の休養明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で武士沢友治騎手（30戦6勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた37戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で武士沢友治騎手（31戦6勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

7歳（2017年）

4月9日、約4か月の休み明けで迎えた38戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で武士沢友治騎手（32戦6勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた39戦目は、天王山ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武士沢友治騎手（33戦6勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた40戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で武士沢友治騎手（34戦6勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた41戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で武士沢友治騎手（35戦6勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

8月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた42戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るゴーディーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた43戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のブルドッグボスを半馬身振り切って重賞ウィナーの称号を獲得した。

11月3日、中3週で迎えた44戦目は、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

12月20日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、S2のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8歳（2018年）

1月4日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた46戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイルドダラーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中8週で迎えた47戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 曇/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた48戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したグレイスフルリープを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中5週で迎えた49戦目は、Jpn2のさきたま杯（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたサクセスエナジー決め手に屈してハナ差の2着となった。

7月16日、中6週で迎えた50戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウェイトアンドシーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月29日、中5週で迎えた51戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアピアに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月10日、中5週で迎えた52戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のネロをアタマ差振り切って連覇達成

11月4日、中3週で迎えた53戦目は、Jpn1のJBCスプリント（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月9日、中4週で迎えた54戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9歳（2019年）

1月27日、中6週で迎えた55戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦3勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月10日、中9週で迎えた56戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のコパノキッキングに1馬身の差をつけて3つ目の重賞タイトルを手にした。

5月6日、中3週で迎えた57戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦4勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた58戦目は、Jpn2のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月25日、中7週で迎えた59戦目は、地方重賞のプラチナカップ（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノブワイルドを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中4週で迎えた60戦目は、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（10戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキャンドルグラスをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

2019年11月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。