ディアイレイザー（2009年生、母テンザントップ）

ディアイレイザー（2009年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋消しゴム」。毛色は栗毛。種牡馬のチーフベアハート（当時16歳）と交配したテンザントップが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高松牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高松牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって556.5万円で落札された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月23日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

3歳（2012年）

2月5日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月9日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

6月24日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバートラムガーデンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マスターエクレールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のザゲームイズオンに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月19日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月13日、中7週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたアルセーヌシチー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したドリームコメットにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2013年）

5月5日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したフランキンセンスに半馬身届かず2着に敗北した。

12月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で勝浦正樹騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

5歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で勝浦正樹騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のキタサンミカヅキに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月9日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で勝浦正樹騎手（9戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5月24日、中5週で迎えた20戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

7月20日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。