フランキンセンス（2007年生、母デイムプラッキー）

フランキンセンス（2007年3月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「乳香。香、または香料の原料」。毛色は鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したデイムプラッキーが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月6日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2010年）

5月29日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の薩摩街道宇土宿賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、マイネルサンリットに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月15日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックカントリーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月29日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、3歳戦の佐賀城特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、マイネルサンリットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったオリオンザピカイチを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2011年）

3月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

3月21日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のカシノアベベを3/4馬身振り切って制した。

7月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

7月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

9月25日、中7週で迎えた15戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

11月19日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月10日、中2週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2012年）

1月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したナリタシルエットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中3週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月7日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた23戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったエフティシュタルクにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

12月2日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（2013年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のディアイレイザーを半馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

6月9日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の三浦特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

7歳（2014年）

1月26日、約7か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月23日、中3週で迎えた31戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

3月30日、中4週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

6月1日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

12月7日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。