バートラムガーデン（2009年生、母フィリス）

バートラムガーデン（2009年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「フィラデルフィア（米国）にある公園の名称より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時20歳）と交配したフィリスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の潮騒特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月23日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

3歳（2012年）

1月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

4月15日、中9週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、マッシヴヒーローに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ピエナアプローズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のディアイレイザーに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月28日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコマノスクアーロをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

8月25日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラアドニスをアタマ差振り切って3勝目を手中に収めた。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（4戦3勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4歳（2013年）

1月21日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（5戦3勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

2月3日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた12戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

2月23日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

6月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のレッドエレンシアをクビ差振り切って久々の一戦を制した。

6月29日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（7戦4勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（8戦4勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

5歳（2014年）

4月5日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

7月5日、中6週で迎えた19戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

8月30日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

12月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（9戦4勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

6歳（2015年）

1月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

2月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月15日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下のトリトンステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（10戦4勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。