キャンドルグラス（2014年生、母ブローザキャンドル）

キャンドルグラス（2014年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時18歳）と交配したブローザキャンドルが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2020年、2021年と東京スプリント(Jpn3)で2回3着に入った他、2020年、2021年と船橋記念(S3)を連覇するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

6月8日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフレアリングスターに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月19日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るビービーアルボーレを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

10月5日、中5週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月14日、中4週で迎えた7戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は阿部龍騎手（4戦2勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3歳（2017年）

4月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月10日、中3週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

8月11日、中8週で迎えた11戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた12戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、秋分賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のデピュティスカイに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月1日、中6週で迎えた13戦目は、品川かえで賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でR.クアトロ騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のリコーベルリネッタに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

12月1日、中3週で迎えた14戦目は、スマイルシティ・品川特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でR.クアトロ騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のリコーヴィッカースに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2018年）

1月25日、中7週で迎えた15戦目は、’18ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサブノジュニアを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

3月7日、中5週で迎えた16戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ポインタース賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブリージーストームを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

8月29日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

10月10日、中5週で迎えた19戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた20戦目は、黄葉賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサブノジュニアをハナ差振り切って8勝目をマークした。

12月24日、中5週で迎えた21戦目は、S2のゴールドカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2019年）

1月24日、中3週で迎えた22戦目は、’19ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヨンカーを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月6日、中5週で迎えた23戦目は、地方重賞のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキャプテンキングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月10日、中4週で迎えた24戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（6戦3勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

8月28日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキタサンミカヅキ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月2日、中4週で迎えた26戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた27戦目は、黄葉賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったサブノジュニアにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中3週で迎えた28戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラブミークンを3/4馬身振り切って制した。

6歳（2020年）

1月8日、中3週で迎えた29戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（9戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るノブワイルドを豪快な末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

2月26日、中6週で迎えた30戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（10戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月8日、中5週で迎えた31戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月22日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、S1の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したノブワイルドに半馬身届かず2着に敗北した。

9月8日、中6週で迎えた33戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（11戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったサブノジュニアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月3日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7歳（2021年）

1月13日、中9週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた35戦目は、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（12戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアドバイザーを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた36戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（13戦6勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

7月21日、約3か月半の休養明けで迎えた37戦目は、S1の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（14戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したコパノフィーリングを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2021年10月7日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。