アドバイザー（2015年生、母テイクザスカイ）

アドバイザー（2015年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時21歳）と交配したテイクザスカイが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大狩部牧場。2020年のカムイユカラスプリントに勝利した他、2021年の船橋記念(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤裕太厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2018年）

5月4日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、3歳戦のキャロッタお誕生日会記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は517kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドキャンディに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月20日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4歳（2019年）

5月8日、約10か月半の休み明けで迎えた3戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウミナモトに8馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月16日、中9週で迎えた4戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケンブリッジタイガに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月10日、中3週で迎えた5戦目は、ペリドット賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ツルガオウに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中6週で迎えた6戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイデアノオモイに2馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

10月31日、中2週で迎えた8戦目は、今宵はハロウィーンスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったルミエールソレイユに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

3月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、もらって嬉しい楽天ポイント賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサダムシオイノモリを3/4馬身振り切って久々の一戦をモノにした。

3月30日、中2週で迎えた10戦目は、邪神ちゃんがメデューサにあげた連絡袋（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のザワールドに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサムシングクールに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

5月8日、中2週で迎えた12戦目は、新緑賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたマイシップ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、マジック賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジーガーロンシャンをクビ差振り切って8勝目を収める

8月3日、中1週で迎えた14戦目は、たなばたスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したファントムバレットに半馬身届かず2着に敗北した。

10月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦のオータムダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデスパシートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて9勝目をマークした。

12月1日、中4週で迎えた16戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で笹川翼騎手（9戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のカプリフレイバーに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

6歳（2021年）

1月13日、中5週で迎えた17戦目は、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/良）に53.5kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で笹川翼騎手（10戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたキャンドルグラス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の松戸スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で笹川翼騎手（11戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエターナルフレイムを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

4月9日、中7週で迎えた19戦目は、エイプリルスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で笹川翼騎手（12戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のレベルフォーに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月6日、中3週で迎えた20戦目は、Aダッシュ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルファベットに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、地方重賞の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（13戦9勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月30日、約4か月半の休み明けで迎えた22戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（14戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

7歳（2022年）

1月13日、中5週で迎えた23戦目は、地方重賞の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（15戦9勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5月9日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、日本橋賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（16戦9勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。