ゲマインシャフト（2010年生、母スプリングアマイン）

ゲマインシャフト（2010年3月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「共同体（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時12歳）と交配したスプリングアマインが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地39戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の鹿島特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、丸山担によって1,050万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月7日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったステラジアンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドメインを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2013年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2月24日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月26日、中8週で迎えた7戦目は、3歳500万下の1970sダービーメモリーズタケホープカップ（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月14日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアルデグロリアを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

11月23日、中5週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

4歳（2014年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4月6日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウノーベルを差し切れず、3馬身差の2着となった。

5月4日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（9戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

6月29日、中7週で迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた15戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（10戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

10月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（11戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキョウエイマグマをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

11月29日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたビッグリバティ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5歳（2015年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月29日、中5週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインヴォイジャーを3/4馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

5月30日、中8週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の夏至ステークス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

10月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

6歳（2016年）

1月16日、中7週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたキタサンミカヅキ決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月28日、中5週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したモルジアナに半馬身届かず2着となった。

6月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の三宮ステークス（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月23日、約4か月の休養明けで迎えた31戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

12月25日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の2016フェアウェルステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

7歳（2017年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

2月26日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた34戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた36戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8歳（2018年）

3月24日、約11か月の休み明けで迎えた37戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

5月19日、中7週で迎えた38戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた39戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。