インターエベレスト（1990年生、母ヒダカイレーネ）

インターエベレスト（1990年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時7歳）と交配したヒダカイレーネが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方29戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

5月1日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月22日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月11日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ユーワグリフィンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月2日、中2週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラルムスに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のウォーターベルーガに2馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（1994年）

1月30日、中6週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の響灘特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

6月18日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり4着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカミノメジャーに7馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月11日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5歳（1995年）

5月28日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、5歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた18戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 小雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/稍重）に56kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、小雪特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアブクマヒーローから2馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた21戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、仲冬特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のセントホーガンに1馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月31日、中1週で迎えた22戦目は、大晦日特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のクニワスプリングに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

6歳（1996年）

1月12日、中1週で迎えた23戦目は、旭特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスペガサスに3馬身の差をつけて優勝

1月26日、中1週で迎えた24戦目は、初春特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミライノホシに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月13日、中2週で迎えた25戦目は、ウインター特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップタイガーからクビ差の2着に甘んじた。

2月27日、中1週で迎えた26戦目は、如月特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた27戦目は、アクアマリーン特別（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた28戦目は、卯月特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた29戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、スターライトカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。15着に終わった。

10月31日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、スターサファイア賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦4勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた31戦目は、紅葉賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦4勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた32戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、しもつき特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた33戦目は、鈴木春雄騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7歳（1997年）

1月2日、中1週で迎えた34戦目は、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた35戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた36戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月20日、中9週で迎えた37戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた38戦目は、栗林宏騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた39戦目は、キンセンカ特別（足利ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードミライから8馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中4週で迎えた40戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーロライナーから6馬身差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた41戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、尾瀬特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた42戦目は、赤城山特別（高崎ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田政弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた43戦目は、地方重賞のスプリンターズ賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田政弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた44戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、妙義山特別（高崎ダート1500m 曇/不良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた45戦目は、ミルクカップ（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（1998年）

3月15日、約5か月半の休養明けで迎えた46戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた47戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた48戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。