パトロクロス（2010年生、母クラックコード）

パトロクロス（2010年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する武将」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時19歳）と交配したクラックコードが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地31戦0勝2着3回、中央障害3戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

8月18日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

3歳（2013年）

2月12日、中7週で迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインマッチ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3月31日、中6週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月1日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月16日、中1週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮したが、5着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月31日、中6週で迎えた11戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、逃げるマリーズミイに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月9日、中3週で迎えた13戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキシュウレパードを別次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったニホンピロホウオーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルテルフに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2014年）

1月12日、中8週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

4月26日、中9週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したブルーイングリーンに半馬身届かず2着となった。

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

12月7日、中5週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

5歳（2015年）

2月8日、中8週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウカノンにクビ差届かず2着となった。

5月16日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

7月5日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月25日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入った。

8月15日、中2週で迎えた29戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月18日、中8週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（9戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

6歳（2016年）

1月30日、中9週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

3月19日、中6週で迎えた34戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月1日、中5週で迎えた35戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内小雨/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

7歳（2017年）

7月2日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた37戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

8月26日、中7週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。