カシノビルボード（2020年生、母ジギースンナー）

カシノビルボード（2020年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+看板」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時14歳）と交配したジギースンナーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は浜口牧場。主な勝ち鞍は2023年のSAGAリベンジャーズ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浜口牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって396万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月2日、デビュー戦は松本大輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月24日、中9週で迎えた3戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月20日、中7週で迎えた4戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5月13日、中8週で迎えた8戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

6月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

8月19日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

9月23日、中4週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた11戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のSAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムバクソウに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた12戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のテイエムフジッコに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のパワポケゴーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、うまかつJC 2nd 第2戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田義貴騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のワンダーベールに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月25日、中1週で迎えた15戦目は、うまかつJC 2nd 第3戦（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のミスルーマーに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月18日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田義貴騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のイダテンターボを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2024年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、七福神賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田義貴騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチャットムーンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中7週で迎えた18戦目は、一般C1-3（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた19戦目は、うまかばい!福岡の乳製品賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田義貴騎手（6戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったアクラシアに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月13日、中3週で迎えた20戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ロウレイロに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。