ウィニングシャトル（1996年生、母For the Flag）

ウィニングシャトル（1996年4月6日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコロニアルアッフェアー（当時6歳）と交配したFor the Flagが19歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、中央障害14戦1勝2着5回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

8月21日、デビュー戦は山本康志騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は538kg。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったブライテストページに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコウエイシャープに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月20日、連闘で迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4歳（2000年）

1月29日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の筑前特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

2月13日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月22日、中9週で迎えた10戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は山本康志騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

11月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は山本康志騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月3日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったケーワイスキーから3馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンスターボウから約11馬身差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月7日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（8戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレートバッハから約10馬身差の2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（9戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（10戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。鞍上は7戦連続で山本康志騎手（11戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリメロディーから1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で山本康志騎手（12戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったゼンノブレイブから1馬身半差の2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は9戦連続で山本康志騎手（13戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマリアジュダムールに約15馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月13日、中6週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で山本康志騎手（14戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月9日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた23戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2002年）

7月31日、約9か月半の休み明けで迎えた25戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、サマースプリント（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた26戦目は、サードニクスオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。