ダノンインスパイア（2005年生、母ブゼンキャンドル）

ダノンインスパイア（2005年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鼓舞する。発奮して活躍することを期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時9歳）と交配したブゼンキャンドルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって4,095万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月13日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のストロングバサラを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月17日、中4週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2008年）

3月16日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月31日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4歳（2009年）

4月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したトーセンインプレスにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月16日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

9月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月5日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月25日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたヒシカツジェームス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

6歳（2011年）

1月29日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5月29日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鮫ヶ尾城特別（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き15着に敗れた。