ラガーシュリンクス（1999年生、母ラガーシンガー）

ラガーシュリンクス（1999年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時16歳）と交配したラガーシンガーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は今牧場。戦績は、中央平地26戦3勝2着6回、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月19日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた2戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた5戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

9月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月22日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

9月29日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月13日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したリワードフロンテアに3/4馬身届かず2着となった。

11月28日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C7（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C7（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイユースターマンを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2003年）

1月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリキアイコスマーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

1月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノアンディーを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C4（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラジュピターを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

2月27日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永島太郎騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月12日、中5週で迎えた16戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったトウカイロゼットにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月11日、中3週で迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアルカネットを半馬身振り切って3勝目をマークした。

6月15日、中2週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したカシノハミングに半馬身届かず2着に敗北した。

8月10日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

10月18日、中9週で迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したオンワードハヤテに半馬身届かず2着となった。

11月8日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた24戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

5歳（2004年）

2月1日、中4週で迎えた25戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシルクロゼットを半馬身振り切って4勝目をマークした。

3月27日、中7週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したトゥザスターダムにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月22日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したプリモピアットを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエメラルドアイルをクビ差振り切って優勝

7月4日、中2週で迎えた31戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のマルゼンスキーメモリアル（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。