アートオブネヴアー（2010年生、母アマランス）

アートオブネヴアー（2010年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のジャイアントレッカー（当時8歳）と交配したアマランスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、地方21戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年のなでしこ特別(一般C12ロ)。

経歴

デビュー前

野田忍厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2013年）

12月28日、デビュー戦は北野真弘騎手を鞍上に据えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は417kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ポンドゥレーヴにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2014年）

1月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳以上C3四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月30日、中3週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったオースミアイビスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北野真弘騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C3（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で北野真弘騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で北野真弘騎手（10戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた12戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C19（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイファーパローマを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月25日、中3週で迎えた13戦目は、なでしこ特別（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバライロノジンセイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

10月17日、中2週で迎えた14戦目は、日本ベンダーネット杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったベルベットメドウに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C13（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルジュボットに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月13日、中1週で迎えた16戦目は、養老賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズプリンセスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月15日、中2週で迎えた18戦目は、流葉賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原幹生騎手（6戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で藤原幹生騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミツアキダイチャンに1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

5歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた20戦目は、畜産フェア特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原幹生騎手（8戦5勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた21戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。