テーオーシリウス（2018年生、母ハロースカーレット）

テーオーシリウス（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+『光輝く』という意味を持つ星の名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時9歳）と交配したハロースカーレットが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。2023年の小倉記念(ハンデG3)で2着に入った他、2023年の巴賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月20日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るワイドモーゼを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月16日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月28日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

10月16日、中6週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（2022年）

3月5日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で泉谷楓真騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月13日、連闘で迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月3日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの国東特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のシゲルイワイザケに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

12月17日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5歳（2023年）

1月15日、中3週で迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの玄海特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のエニシノウタを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月19日、中8週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のエンペザーに5馬身の差をつけて優勝

4月16日、中1週で迎えた20戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、エヒトに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月12日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた25戦目は、G3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6歳（2024年）

2月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

7月21日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

8月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を5馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

10月12日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、大阪スポーツ杯（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。