ホウザンブレーブ（1991年生、母フオアザボーイズ）

ホウザンブレーブ（1991年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時20歳）と交配したフオアザボーイズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下農場。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回、地方18戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

相川勝敏厩舎（美浦）へ入厩。

4歳（1995年）

8月27日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月3日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

12月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のライトレターを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

5歳（1996年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

9月28日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイブキグリッターに1馬身1/4の差をつけて休養明けの一戦を制した。

10月26日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

11月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山雄一騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったゴールデンラブユーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6歳（1997年）

1月12日、中4週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテルノマジックを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って優勝

9月29日、約8か月半の休み明けで迎えた10戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、C1一（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月31日、中4週で迎えた11戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ファイナルナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月12日、中5週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、中央区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のマルワカプライズに2馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

7歳（1998年）

1月20日、中5週で迎えた13戦目は、一般B3三（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したリジーフォルテに半馬身届かず2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、若干遅いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアイコマボーイに1馬身の差をつけて優勝

2月22日、中1週で迎えた15戦目は、アメジスト賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた16戦目は、仲春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイコマボーイをハナ差振り切って6勝目をマークした。

3月27日、中1週で迎えた17戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミナミノシェーバーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月17日、中2週で迎えた18戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウメノテイオーを半馬身振り切って8勝目を手に入れた。

5月15日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の’98スターライトカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦5勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したミナミノシェーバーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中7週で迎えた20戦目は、ドラマチックナイト賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’98トワイライトカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の’98アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦5勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’98クリスタルナイトカップ（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（11戦5勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の’98オータムカップ（大井ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（12戦5勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のダイシンリュウオーに2馬身半の差をつけて9勝目をゲットした。

11月12日、中3週で迎えた25戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた26戦目は、宮浦正行騎手を鞍上に迎えて、’98かちどき賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8歳（1999年）

1月2日、中4週で迎えた27戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮浦正行騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。