’98アデレードシティカップ

レース展開

アンビシャスフットが後続をリードする形、2番手に続くホウザンブレーブ

逃げたのはアンビシャスフット。後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。単独の2番手にホウザンブレーブが続く。続いて、ウメノテイオーが3番手の絶好位につける。そのすぐ後ろ、アクティブヒカリは好位を奪取。先団後ろのポジションに付けたのはトーシンウイナーとバトルフェスティン。その1馬身後ろ、トキノハクオーは中団やや前。ミハタタイシは中団馬群の真ん中あたりを追走。ダイワサンプラスとマーチンチェニルは中団後方の位置取り。その直後、スピードラッシュが11番手。ウメノセダンは後方5番手で虎視眈々と機を待つ。オンワードアイガーは後方4番手に控えて他馬の様子をうかがいながらの競馬。後方3番手で腰を据えて運ぶのはシンコウジャガー。後方2番手の位置で悠悠と構えるのはジャンボパーク。シンガリにセツザンオーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

’98アデレードシティC、トキノハクオーが負けじ心を発揮してゴール前の熾烈な攻防を鼻差で制す

先頭はアンビシャスフットでリードは1馬身。単独の2番手にホウザンブレーブが続く。そのすぐ後ろ、ウメノテイオーが3番手。1馬身離れて、トーシンウイナー、バトルフェスティン、アクティブヒカリ、ミハタタイシらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、4番手から抜け出したのはトーシンウイナー。そのまま押し切るかに見えたが、中団前目にいたトキノハクオーが一歩一歩確実に末脚を伸ばしてトーシンウイナーを捉えると、最後はハナ差だけ先んじて勝利を挙げた。2着のトーシンウイナーからハナ差の3着には、中団前目の位置から長くいい末脚でゴールまで頑張った1番人気のスピードラッシュが入った。そこからハナ差遅れた4着には、絶好位で直線を迎えたウメノテイオーが入線、さらに1馬身半の5着には、逃げ粘ったアンビシャスフットが食い込んだ。2番人気のアクティブヒカリは先行勢の後ろにいたが最後一杯になって14着に敗れた。