マーチンチェニル（1992年生、母ワイルドチエニル）

マーチンチェニル（1992年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤエノムテキ（当時7歳）と交配したワイルドチエニルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、地方33戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年の爽春賞(B3二)。

経歴

デビュー前

物井榮厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1995年）

5月5日、デビュー戦は小安和也騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトキノアウザールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小安和也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた3戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスキュウベエに2馬身の差をつけて制した。

7月24日、中4週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は小安和也騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリアサウンドからクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のケージーバトラーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月9日、中3週で迎えた6戦目は、天王星特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤギプリンスに2馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、サターン賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（3戦3勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

11月30日、中8週で迎えた8戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノファクトをハナ差制して勝利を手中に収めた。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、ディセンバー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（4戦3勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（1996年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、初春賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（5戦3勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1997年）

1月16日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた12戦目は、エレガンス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

3月1日、中3週で迎えた13戦目は、マーチ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた14戦目は、爽春賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小安和也騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のモナミエースに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月11日、中3週で迎えた15戦目は、デネボラ賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた16戦目は、スターロード賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテツノコバンから1馬身差の2着となった。

5月23日、中3週で迎えた17戦目は、デネブ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた18戦目は、サンデーナイト賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた19戦目は、ドラマチックナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、ムーンライトカップ（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2 B3（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグラスメモリーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月21日、中2週で迎えた22戦目は、トパーズ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（8戦3勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた23戦目は、仲冬賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（9戦3勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったウルマデイゴから半馬身差の2着となった。

12月31日、中2週で迎えた24戦目は、グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（10戦3勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1998年）

4月27日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦のスターロード賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた26戦目は、オメガ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のゲンマ賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた28戦目は、ブルームーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（11戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したアイアイチーターにアタマ差届かず2着となった。

8月6日、中3週で迎えた29戦目は、冥王星特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の’98アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（13戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のゴールデンナイト賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（11戦3勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したアンビシャスフットに3/4馬身届かず2着となった。

10月1日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の’98ムーンライトカップ（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（12戦3勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

10月29日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のスターサファイア賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（13戦3勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。