オウケンウッド（2008年生、母リーフィーウッド）

オウケンウッド（2008年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋好きな俳優、クリント・イーストウッドより」。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時12歳）と交配したリーフィーウッドが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害17戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、福井明によって2,782.5万円で落札された。

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月29日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシンボリストームを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月2日、中4週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月13日、中5週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3歳（2011年）

5月15日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

11月19日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた10戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4歳（2012年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月26日、中8週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったティアップブレイズから6馬身差の2着となった。

6月24日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったリリースバージョンからクビ差の2着に甘んじた。

7月21日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったニホンピロキリバスから1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で石神深一騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のナイクに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月23日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で石神深一騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2013年）

1月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で石神深一騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で石神深一騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月18日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は10戦連続で石神深一騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は石神深一騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月2日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムブユウデンから3/4馬身差の2着となった。

11月24日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（12戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6歳（2014年）

4月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（13戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた26戦目は、R.エノン騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月25日、約6か月の休み明けで迎えた27戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。12着に終わった。