ケラススヴィア（2018年生、母レディパッション）

ケラススヴィア（2018年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したレディパッションが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。2021年の関東オークス(牝Jpn2)で2着に入った他、2021年の東京プリンセス賞(牝S1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒサイファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、エクワインレーシングによって561.6万円で落札された。2歳のとき、エクワインレーシングから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2020年）

9月25日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 雨/重）に出走。馬体重は441kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルイズマキアートに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新鋭特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のロッティミニスターに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセカイノホシを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月31日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のサブルドールに3馬身半の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

3歳（2021年）

2月23日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ウワサノシブコにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月31日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のグロリオーソに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月28日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディアリッキーに7馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月16日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（6戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ウェルドーンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月3日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（7戦5勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

11月10日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

12月30日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（9戦5勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（2022年）

1月26日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（10戦5勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

3月24日、中7週で迎えた13戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（11戦5勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

2022年3月25日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。