ホイッスルヴォイス（2017年生、母リリカルホイッスル）

ホイッスルヴォイス（2017年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「笛のような音。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したリリカルホイッスルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2三。

経歴

デビュー前

2歳のとき、追分ファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、藤田岳彦によって1,350万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月14日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2020年）

3月8日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/不良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続でD.レーン騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ホーリーカバージョにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月6日、中8週で迎えた11戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラエテルノに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月2日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永井孝典騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のローゼンブリッツに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永井孝典騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた17戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードミラージュに1馬身1/4の差をつけて優勝

8月26日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた20戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

12月12日、中7週で迎えた21戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

5歳（2022年）

2月5日、中7週で迎えた22戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 雪/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり17着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた23戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた24戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

4月21日、中5週で迎えた25戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた26戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月27日、連闘で迎えた27戦目は、軽暑賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた29戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた30戦目は、新WEB番組ハヤテTVB1（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた32戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた33戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったアオイスイセイをクビ差捉え切れず2着となった。

9月18日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2六（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のラストスタンドに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月3日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニジイロに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（5戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた40戦目は、オッズパークAI予想賞（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた41戦目は、C2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岩本怜騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

2023年1月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。