ユイガドクソン（2017年生、母サウスヒューマー）

ユイガドクソン（2017年4月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「仏教用語の天上天下唯我独尊より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のPoint of Entry（当時9歳）と交配したサウスヒューマーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2019年のファーストステップ。

経歴

デビュー前

板垣吉則厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2019年）

8月24日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/重）に出走。馬体重は473kg。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアークオブメジャーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳M1のジュニアグランプリ（リアルインパ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3歳（2020年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアップタウンローズに7馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

3月6日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の春一番特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインアタック特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の菜の花特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた10戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアークトゥルス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のカツゲキダイオウをクビ差振り切って3勝目をゲットした。

6月11日、中3週で迎えた11戦目は、桔梗特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた12戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、江差・姥神大神宮渡御祭特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ディーズファンシーに交わされて1馬身差の2着となった。

9月3日、中3週で迎えた14戦目は、ヱビス誕生130年記念特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カツゲキダイオウに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月1日、中1週で迎えた16戦目は、宮永雄太HC特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、アドマイヤムーン賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小野楓馬騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた18戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、11月3日JBC大井×門別賞（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

4歳（2021年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

2月5日、中0週で迎えた20戦目は、秩父美味しい豚豚賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

2月25日、中2週で迎えた21戦目は、今年は見せたい巾着田曼珠沙華賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般C1三四五ウ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

4月2日、中2週で迎えた23戦目は、幸せを手にするまち「幸手市」賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、シゲルフタゴザにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

8月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた24戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

10月5日、中6週で迎えた26戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、大井特化型AIうまたせ!生誕1周年賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた27戦目は、ブラッド・アンド・サンド賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

2月26日、中5週で迎えた29戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた30戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた31戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、桜月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、セイウンシェリーに交わされて2馬身差の2着となった。

4月9日、中1週で迎えた32戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた33戦目は、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は小松丈二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた34戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた35戦目は、狭雲月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったテルミーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた36戦目は、涼暮月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた37戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、うまかつジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた38戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小松丈二騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。