シゲルフタゴザ（2017年生、母スイートカフェ）

シゲルフタゴザ（2017年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ふたご座」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトランセンド（当時11歳）と交配したスイートカフェが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。主な勝ち鞍は2021年の幸せを手にするまち「幸手市」賞(一般C1四)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ルヴァンレーシングによって561.6万円で落札された。2歳のとき、ルヴァンレーシングから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって1,674万円で落札された。

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月14日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3歳（2020年）

2月29日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた4戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月20日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

7月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

11月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイントゥザスカイを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月18日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパトローナムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2021年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、大黒天賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジュンケンジーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したキクにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月2日、中4週で迎えた12戦目は、胡蝶蘭賞（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオレオレサララを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中3週で迎えた13戦目は、幸せを手にするまち「幸手市」賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユイガドクソンを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って4勝目を手にした。

5月22日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月16日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月30日、中1週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエナジーロッソに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月11日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5歳（2022年）

1月15日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた21戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2020年8月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。