ヒューリット（2018年生、母ウィアーワン）

ヒューリット（2018年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『美』という意味を持つネイティブアメリカンの人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したウィアーワンが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はグランデファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C2四。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月27日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

3歳（2021年）

8月14日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた5戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた6戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた7戦目は、二十間道路コスモスロード賞（門別ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

10月24日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイジュスマイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2四（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョセイカツヤクに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月22日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハナノミチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、メイショウムートに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

デビュー前

吉田司厩舎（岩手）へ入厩。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1三（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマハロモアナに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2022年）

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、一般B1（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた14戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、エイプリルカップ（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般B2（水沢ダート850m 雨/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（7戦4勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したアンジュレーヴにアタマ差届かず2着となった。

5月29日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。