ニッポクフブキ（1989年生、母ホクエイフブキ）

ニッポクフブキ（1989年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時14歳）と交配したホクエイフブキが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）ファンタストクラブ。戦績は、中央平地10戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

8月10日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月24日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

10月19日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で東信二騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファイブパワーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスリーテイトに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月24日、中1週で迎えた5戦目は、G.スティーヴンス騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は東信二騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の朱竹賞（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で東信二騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

1月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東信二騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったピアレスクラウンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

2月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東信二騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で東信二騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。