ヤマニングレナデン（2016年生、母ヤマニングロワール）

ヤマニングレナデン（2016年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ザクロのシロップ」。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンセラフィム（当時17歳）と交配したヤマニングロワールが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月8日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず17着に終わった。

3歳（2019年）

1月12日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

3月23日、中9週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

8月3日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

9月13日、中5週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のシンソクに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中0週で迎えた7戦目は、3歳戦の♪誘導馬カレンダー、しってる?（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の笠松競馬秋まつりまであと4日（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したニホンピロターナーに半馬身届かず2着となった。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた13戦目は、河内一秀記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4歳（2020年）

1月7日、連闘で迎えた14戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンポンペルモに3/4馬身届かず2着となった。

1月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したムクを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C23（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（8戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るランタンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月18日、中1週で迎えた17戦目は、盆梅特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサルメノヒメにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C12 15（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、アベニンローズに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（9戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のケイティノーブルに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月6日、中2週で迎えた20戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（10戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた21戦目は、武田雅史陶器婚式記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた22戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（11戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったチャンピオンノホシに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

6月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C4b（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（13戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月14日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般C5b（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（14戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のカルチョに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。