クラウンカーネル（2014年生、母マリノアンチーク）

クラウンカーネル（2014年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋陸軍大佐」。毛色は芦毛。種牡馬のキャプテントゥーレ（当時9歳）と交配したマリノアンチークが4歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2019年のアンスリウム賞(C1-4)。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2017年）

7月19日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、日高町フタップの滝賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったトウカイヴィオラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中8週で迎えた2戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったラッシュワールドに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムモモタローに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月9日、中3週で迎えた6戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールデンマクリスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のエマーブルクラルテをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

4歳（2018年）

1月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、トキメキの春賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

7月29日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったユウキシャルマンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

8月19日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月26日、連闘で迎えた21戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カフェガーネットにハナ差交わされて2着となった。

9月17日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（10戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（11戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヤマノミラクルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月8日、連闘で迎えた26戦目は、グリーンチャンネル賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（12戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、メルシャンワイン賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（13戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5歳（2019年）

3月23日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 28（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエドノジョンソンに2馬身半の差をつけて休養明けの一戦を制した。

4月7日、中1週で迎えた29戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドラゴンダナに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月29日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイムシャワーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月11日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のキナコに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月2日、中2週で迎えた32戦目は、ペチュニア賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、オメガシンドバッドに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた33戦目は、カワセミ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったエドノジョンソンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた34戦目は、クチナシ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキナコにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月13日、中1週で迎えた35戦目は、ダリア賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のキャロットに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月3日、中2週で迎えた36戦目は、アンスリウム賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のキナコに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月14日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

10月27日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた38戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた39戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

6歳（2020年）

8月22日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた41戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。