ハーツラプソディ（2018年生、母シェイクズセレナーデ）

ハーツラプソディ（2018年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+狂詩曲」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時17歳）と交配したシェイクズセレナーデが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月24日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月23日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2021年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したファジェスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエレフセリアを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月2日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月19日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、アトミックフレアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2022年）

1月29日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月26日、中7週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したメガキャットに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月12日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた11戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの恵山特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイムを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月16日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのライラック賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

11月5日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの蛍池特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったエンペザーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（2023年）

1月15日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたテーオーメアリー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

2月25日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの熱田特別（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月6日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のティーガーデンを半馬身振り切って勝利をモノにする

6月18日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（6戦1勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず13着に敗れた。

9月17日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの仲秋ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（7戦1勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月11日、中7週で迎えた23戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

6歳（2024年）

2月10日、中9週で迎えた25戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

2024年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。