タマモランニング（2005年生、母ランニングタッチ）

タマモランニング（2005年4月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時10歳）と交配したランニングタッチが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は飯原牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着2回、地方4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、飯原牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、タマモによって483万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月22日、デビュー戦は田中健騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィッシュアウェイにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月24日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月16日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したカネトシトレンドを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

5月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクレマチス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキーバイブルを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

6月9日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のペチュニア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るランオブハピネスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月15日、連闘で迎えた11戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月7日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

9月27日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で川島信二騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4歳（2009年）

2月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月21日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

4月2日、中5週で迎えた21戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、臥龍桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったカモンネイチャに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた22戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り小雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた23戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

7月19日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサワノパンサーをクビ差振り切って優勝

8月30日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。