ケンブリッジリアル（2010年生、母ケンブリッジマイア）

ケンブリッジリアル（2010年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋現実」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時11歳）と交配したケンブリッジマイアが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ケンブリッジバレー。戦績は、中央平地2戦0勝、地方18戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の一般C14。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月22日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は390kg。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

3歳（2013年）

9月7日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月18日、中5週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた3戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の志帆ILOVEYOU記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた4戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた5戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、市川豊馬術一級審判員賞（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったレッドジェイビーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月15日、中1週で迎えた7戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマッシヴファイターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

2月3日、連闘で迎えた9戦目は、祝!近藤園江還暦記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた11戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったネオヴァンキッシュに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラッカーサに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、柴田悟退職記念（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ダイショウザーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた14戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のプレイリースターに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた16戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

7月23日、中3週で迎えた17戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた18戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（9戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドコサージュに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月20日、中2週で迎えた19戦目は、ゴマナ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（10戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた20戦目は、ウメバチソウ特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。